中絶に至る女性の年齢、最も多いのが40代ということが、ニュースになり話題になりました。
初めての妊娠というよりは、子育ても順調に進んできた中、予定外の妊娠に体力的経済的にもあきらめざるを得ない夫婦での選択。
多感な年齢になっている上の子供たち、女性側のキャリア、場合によっては親の介護も頭をかすめる中、大きな決断を迫られる
「大人中絶」がなぜ、こんなにも起きるのか。
産後、どれくらいでSEXを考えるかというと、そう簡単に男性を受け入れる気持ちになれないのが産後女性。
身体が完全に立てなおっていないのも一つですし、それよりなにより、ガルガル期なんて言葉がありますが、赤ちゃんを第1に愛し、守る本能から性欲も湧いてきません。
と、そうは言っても、、、。
パートナーの方は欲はありますし、妊娠中も十分にかまってあげられなかったし、
「赤ちゃんメインの生活。そろそろ受け入れてあげないと、機嫌を損ねちゃうかも、、、。」
と、考える女性は少なくありません。
そして、いざ避妊となった時、用意がなかったり、
「膣外射精をするから」「生理がまだ来ていないから」「授乳中は妊娠しないって聞いたから」「40代だから」
と、妊娠はしないだろうと安易に考えていると大変です。
射精の前の体液にも精子は含まれていますし、
生理が今来ていなくても、直前に排卵をしている可能性があります。
授乳中でも、40代でも妊娠はできます。
次の妊娠まで最低でも1年という十分な期間を開けなければなりません。
しかし、パートナーに避妊を申し出られなかったり、女性側の知識不足で妊娠してしまうことがあります。
1年という十分な時間をあけないと、子宮への傷が完全に回復せずに再びお腹が大きくなることになり、
子宮破裂リスクを持ちながらの妊娠出産となります。
危険なのは、赤ちゃんよりもママ。
子宮破裂なんてことが起きてしまったら、、、、。
ミレーナという避妊具をご存じですか?
避妊具というと、コンドームやピルを想像する方が多いですが、高い避妊効果と一度挿入すると最長5年間という長期に渡る避妊効果が得られ、今ある避妊において1番費用対効果の高い方法になります。
ピルのように飲み忘れの心配も血栓症のリスクも上げません。
ミレーナは、一度装着しても、取り出せは妊娠も可能ですから、妊娠期間のコントロール、自分の身体を守るためにも、パートナーがいらっしゃる女性には一度は考えてほしいもです。
ミレーナ―は、月経痛も緩和するため、子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などを背景にした月経困難症や貧血の改善にも有効ですが、
メリットがあれば、20%の女性の生理が止まってしまうなどのデメリットもあります。
妊娠するのも、出産も、中絶も、女性にかかる負担が大きすぎます。
どちらの選択をしても、女性の心身にかかる負担が大きく、一生忘れることができないものとなってしまいます。
女性が、自分の身体を守るためヘルスリテラシーをあげること、
NO!と言えること。
自分のための選択行動ができること。
これ、とっても大切なことですが、
日本には「性」に関して口を閉ざしておくべきだ。と、いう風潮はまだまだ残っていて、
人知れず、大きな決断をして苦しむ女性が後を絶ちません。
ぜひ一度、ご自身の身体を守るためにも、避妊について、積極的に考え行動してくださいね。
次のブログでは、
40代で中絶をした女性からのメッセージです。
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