産後の止まらないイライラ、止めようと思っても止まらない夫への愚痴、イラつき。
「止めようと思っても止まらない。自分がヤバイ!という自覚がある」
と、自覚があっても自分をコントロールできない自分に、焦りや恐怖を感じるママが急増しています。
出産後に、抑えようと思っても抑えられない感情に振り回されるママたち。
ママの心と身体になにが起こっているのでしょうか?
どのようにするとイライラを収められ、パートナーシップをうまくすることができるのかお伝えしていきます。
Contents
産後のガルガル期ともいわれるこのイライラ期。
孔を出産した雌が外的から「がるるるる!」とうなって威嚇して孔を守ろうとする母性本能から、起床が荒くなる期間を言うインターネットから生まれたスラングです。
ちょうど、産後のホルモン変化によって精神的なバランスをくずしていたり、人間の持つ理性よりも本能が働きやすくなっている時期とも考えられます。
そして、この時期、家族の人間関係で衝突が起きやすくなっています。
〇ママの警戒心・攻撃心が強くなる。
→義両親が他人が赤ちゃんを抱くことに嫌悪感を抱いたりする。
〇気性が荒くなり、イライラ、カリカリしてしまう。
→ご主人への八つ当たり。
〇消毒、手洗いが過度になり、潔癖傾向が強まる。
→ご家族への消毒、手洗い要求も強まる
産後8か月のママです。
昨年娘が生まれ、コロナ禍でも会いたいという夫の両親に娘を合わせるため、お正月に実家に行きました。
そこで、義両親が娘を抱っこをするのをみて、「汚い!やめて!」って、思ってしまったんです。
コロナ禍もあり、ちゃんと手洗い消毒をしてくれたんですが、マスクはキレイなの?その机の上、汚れているじゃん。
その服は、キレイなの?食べかすついてない?いつ洗った服?
と、ものすごい勢いであまたの中をぐるぐる言葉が回り、怒りも沸いてきて。
帰りの車の中で、夫へ義両親のことを文句言ってしまいました。
「気にし過ぎだ」という夫に、腹を立てましたが、あとで一人になって落ち着いてみると、
確かに過度に反応している自分がいるとおもいました。
産後6か月のママです。
自分はDVをしているんじゃないかと不安になります。
夫に当たり散らして、文句を言ってそのあと言い過ぎたと自己嫌悪する毎日です。
もちろん、殴ったり蹴ったりはしません。
それでも、机にお皿が置いてあるだけで、
「どうして片付けてくれないの?お皿、だしっぱなし!」
と、怒鳴ることじゃないのに怒鳴ってしまったりして。
反省をする毎日です。
強く言ったあとから、自己嫌悪します。
申し訳ない思いがして、反省して、
ちゃんと理性的に話をしようと思っているのに、またやってしまう。
行動を変えられないのはDVなのでしょうか。
調べてみると、私はそれにあてはまるんじゃないかと思い、不安です。
子どもにも、このようになってしまったらどうしよう。子どもに悪影響を与えていると思っています。
産後ガルガル期、夫や義両親との衝突が増え、多くのママたちが
「あなたのせいよ!」「義両親のせいだ」と、口をとがらせながらも、
心のどこかで「自分がいつもと違う」「止めたいのに止まらない。そんな自分はヤバイ」と、
焦っていたり、自分を責めていたりします。
そのため、ママたちはネットに情報を求め、いろいろ調べて勉強していきます。
そこで知識が入ると、それを夫にも知ってもらいたくて、話しをするのですが、
なかなかうまく伝えられずに悪循環が生れたりすることもあります。
赤ちゃんの泣き声で周囲に迷惑をかけないか、赤ちゃんが生きているか、
誤食していないか常に気を張ってみている状態。
常に交感神経はON 副交感神経を優位にしずらい状態。
そのため、嗅覚、聴覚、視覚、触覚も敏感になり、いつもは気にならないものにも反応してしまう。
交感神経が優位になっているため、十分な睡眠をとることもできない。
寝ている時も緊張している状態になりやすく、身体の疲れが取れない。
よって、さらに五感が過敏になり、イライラしやすい。
日々重たくなる赤ちゃんを常に抱っこやおんぶしているために、筋肉疲労が絶えない。
十分な休息がない子育てに加えて、ゆっくり栄養がある食事もできず、心身共に疲労している状態。
筋肉疲労は交感神経が優位になっている状態。五感が敏感になりやすく、イライラしやすい。
赤ちゃんはいつ泣き出したり、眠ったり、おむつ替えが必要になるか予測不可能。
出かけぎわ、準備が整ったと思ったらうんちを漏らされて、おむつ替え、洗濯をしなければならいなど、
赤ちゃんに振り回されて心労が募る。
予想以上だった陣痛。知らなった産後の痛み。思い通りにならない授乳。腱鞘炎。赤ちゃんが泣きやまない。
出産後は、予想していなかったことが次々に起こり、想い描いていた通りにならないことに辛さや苛立ちを感じる。<
子育てをしていると、自分の幼少期に親とどんな関わりがあったか、心の傷と対峙。
親に言われた小さな嫌なことがフラッシュバックして苦しくなる。
とにかくママたちは、辛い状況をわかってほしい。共感してほしいと思っています。
体調や子育てのことを愚痴っているのを聞いていると、何かアドバイスをしたくなるものですが、
実は、アドバイスよりも頑張っていることをわかってほしい、評価してほしいと想いっています。
イクメンという言葉も定着し、パパが子育てに参加するのが当たり前。と、言う
流れにはなっていますが、どうしてもママにその負担がかかるのが現実です。
仕事と、子育ての掛け持ちに、心の余裕を持ちにくくなっているママに、
「頑張ってくれてありがとう」と、言ってもらいたいのがママです。
夫だけでなく、ベビーシッターや両親など、人に頼っていいんだよ。
と、言われる子育てですが、無意識のうちに多くのママが「自分でやらないと」と、
思っています。
そこに、ひとに預けていい。ひとを頼っていい。と、言われると、
「お前は無能だ」「母親失格だ」と、言われる気持ちになってしまうママも多くいるのです。
いっぱいいっぱいになっているママ。助けを借りれば解決する問題だとしても、
それを自分自身に許可することができい女性たち。
男性から見ると理解不能かもしれませんが、このように心が動いてしまうことを
理解してあげると、パートナーシップもうまくいくかもしれません。
産後のガルガル期を7割の女性が経験すると言われています。
理屈でその状態を改善を試みるより、ただ、ノンジャッジで話を聞く。
ママの話したい事、思う事を話させる。
そして、それに共感する、いわゆるピアカウンセリングが効果的です。
悩みを相談するママに、ご主人で会ったりサポーターは、
「こうしたらいい」「ああしたらいい」とアドバイスをしてしまいますが、
ママたちが求めていることは、共感です。
同じ境遇にいるママ同士が集まって、「その気持ち、わかる!」と、
話しあっているうちに心が整理されたり、吐き出した分だけ余裕が出てきたりします。
すると、今まで違った感覚を持てるようになり、
ガルガル期から抜け出していきます。
そのため、
日本産後ダイエット協会の産後ダイエットクラスや、
オンラインヨガでは、ママ同士のトークタイムを重要視しています。
コロナ禍、ママ同士の交流も減り、
夫婦間の距離も縮まりすぎているために、衝突も大きく起こりやすくなっています。
誰かと話をしたい。同じ境遇の人と知りあいたい。
そんなママは、是非ご参加ください。
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