東京都無痛分娩助成金の前に設備と研修費用助成が必要

Contents

東京都の無痛分娩助成金ちょっと待って

東京都で始まった無痛分娩への助成金。それに合わせて助産師からの懸念の声を耳にすることが多くなったのでインスタ、FB投稿でアンケートを取って助産師の声と、無痛分娩経験ママの声を調べてみました。

アンケートはこちら

【回答できる人】

●医療従事者
●ママサポーター
●無痛分娩経験者

引き続きアンケートは募集中です。

メリットとデメリット

2025年11月8日現在アンケートに回答者数は20人。そのうち12人が助産師が、以下がその回答。

☐賛成またはオススメできる 0
☐反対 1
☐どちらでもない 10

このように回答するワケとして、

●痛みが少なく出産できていい, 出産後の身体が楽でいい 6人

と、いうメリットに対して、

●鉗子・吸引分娩、赤ちゃんに負担がかかる 9人
●お産が長引く 6人
●麻酔の影響が母子にある 7人
●医療現場の設備環境が整っていない 7人
●助産師が無痛分娩の助産教育されていない 7人

と、デメリットもあることを感じていらっしゃるので、どちらでもない、が多かったわけです。

無痛分娩、環境は整っているのか?

なかにはこのような意見もありました。


事前のリスク説明はしっかり行うべき。働いていた個人病院は、高齢産科医が麻酔を行いあとはスタッフ管理の状態であった。また、蘇生も十分できる環境ではなかったので緊急時の対応がしっかりできるところがやるべきと感じていた。
助産師


無痛分娩の助産学教育が学生時代からも少なく、文献も教科書に充実して載っているわけではないと感じる。
無痛分娩の助成を進めていくのであれば、同時に教育体制も整えていくべきだと思っています。
助産師

通常分娩、無痛分娩、どちらにもメリット、デメリットはあるので○○だからいい、という答えはありませんが、人的物質的環境が整っていないというのは、反対意見として至極もっともなことと思います。

また、このことは現場では働く人たちにしかわからない問題なので、現場スタッフは声を大にして、改善を要求してほしい所です。

吸引分娩、自然分娩の4倍

https://www.sanka-iryo.com/column/mutsu-bunben-kyuuinbunben/

徳島県の公立病院の調査2019~2022年の1,172件の出産を比較した調査では、次のような結果が出ていると、産科医療LABOさんではWEB掲載しています。

つまり、無痛分娩の場合、自然分娩に比べ4倍以上のケースで吸引分娩になっているということ。
その理由として、麻酔の力で陣痛が弱くなる、いきみにくくなる、回旋異常が起こりやすい、と言うことが挙げられています。

アンケートでも、鉗子分娩、吸引分娩、赤ちゃんへのデメリットを心配する声が一番多かったですね。

これらの問題をクリアするにはどうしたらいいのでしょうか?
産科麻酔科医の山崎ゆか先生は、母子の様子を見ながらの麻酔調節や、助産師がママにいきむタイミングを伝えるチーム医療の大切さを話されています。


経験者です。陣痛は普通にあります。産む時の痛みが軽減できます。回復も早いと言われています。重複しますが、都の補助が始まることでさらに人気が出て、需要と供給のミスマッチが大きくなることが予想されます。

助産師や無痛分娩を選択するママたちが、麻酔を使った出産は、どのようにお産が進み、どのようなタイミングでいきんだり、リラックスしたりするのか、もっと勉強が必要と言うことです。

これは日本では、まだケースが少ない無痛分娩ですから、勉強、研修も大変なわけです。しかしながら、助成金が出ることによって、いままで無痛を取り扱っていなかった病院も次々に参入してくることが予想されます。行政には、助成金を出す前に、正しい知識の提供と設備投資への補助金を出してほしいです。

Contact us

ご予約・お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちらへ
お問い合わせは24時間以内のお返事を
心がけております