産後ケアの在り方と産後ダイエット

産後の悩み。腰痛、肩こり、腱鞘炎などの痛みのほか、尿漏れ、股関節の不具合など身体的トラブル。そして、なかなか痩せない、たるんだお腹にメンタルが崩れる女性も少なくありません。これをどのように改善していくか、お伝えしていきます。
また、一方で産後痩せすぎて困っている、周囲から「痩せすぎ」を注意されるママもいらっしゃいます。双方ともに、身体の代謝を考えて食事をすると健康レベルを向上させることができます。

 

 

 

産後ダイエット

ダイエットとは、本来「食事療法」の意味です。減量だけを限定するものではありません。産後おっぱいが出ずに悩むママは、妊娠中に蓄えた脂肪を効果的に代謝できていない事が考えられますし、痩せすぎてしまう方はカロリーを脂肪として蓄える代謝ができない状況と考えられます。
日本産後ダイエット協会では、「産後ダイエット」を食事、運動、睡眠、メンタルケアで代謝能力を向上させ、母親としても、ひとりの人間としても快適に生活を送り、やりたい事ができる心身の状態を作る事を目的にしています。

 

産後女性の健康回復が保障されていない⁉

産後の身体は、交通事故全治2か月レベル、と表現されることがありますが、実際、ママたちがそこからどのように健康的な身体へ回復していくのか、その道を示されることはほとんどありません。

公的保障されている産後ケアと言えば、養生(デイケア)、鬱対策、孤育て防止のためのコミュニティーづくり支援が主なところで、乳腺炎や腱鞘炎は医療保険が使えますが、妊娠出産による股関節の不具合、抱っこやおんぶによる全身への負担(肩こり、腰痛)は保険適応外。自分自身で何とかしなければなりません。

 

 

産後の肩こり、腰痛の考え方

産後の肩こり腰痛は、赤ちゃんを抱っこしているのだから当たり前だ。と、受止め流されがちですが、ちょっと待ってください。
産後筋力低下を実感している女性は多く、握力を計測してみると、小学校4、5年生レベルの握力でした。

これは、握力だけでなく、全身の筋力も低下していることが考えられます。
仮に、小学生レベルの筋力で子育てをするとしたらどうでしょうか?身体にかかる負担は想像以上です。

 

こちらの女性は、妊娠8か月で握力が21kgあった握力が、産後に低下しています。
8㎏の赤ちゃんを抱っこするときにかかる負担は、男性の2倍以上ですし、平均30代の握力と比べても1.4倍の負担がかかっています。

肩こり腰痛が当たり前の産後ですが、赤ちゃんを守る本能、ホルモン分泌の影響によって自身の身体にかかっている負担を見過ごしている現状もあるのではないでしょうか?そして、痛みを抱えながら子育てするのが当たり前の社会でいいのでしょうか?
どうやったって不調は出てしまう。だからこそ、身体をケアするのが当たり前だ。という認識を産後ケアに広めましょう。

 

 

 

筋力低下はうつ、疲れやすさを生む

 

筋力低下は、うつやネガティブ思考を生みます。
産後うつは、子育て環境、ホルモン、既往歴によるものととらえられがちですが、筋力低下も原因の一つと知ってください。

 

産後ケアとダイエット

冒頭の話しに戻りますが、産後ケアと言えば、養生、鬱対策、孤育て防止、限られた炎症への医療保障が主なところです。
妊娠出産によってダメージを受けている骨盤帯や全身の筋力回復については、分娩施設やその後の健診でも指導されることがほとんどないのです。

もちろん、保健センターからは、栄養や歯磨き指導がありますが、肉体(フィジカル)面へのアドバイスはほとんどないんですよね。

昭和の畳、和式便所での生活でしたら、日常生活で戻ってきた筋力も、現代様式では不十分で、産後の立て直しがないままですと、近い将来ケガや病気を引き起こしてしまう可能性もあるわけです。

肉体面を健康増進するためには、ただ運動するだけではだめです。栄養、睡眠、メンタル、すべてが整って人は健康になります。
いくら運動をしても、タンパク質不足では筋力は回復しませんし、糖質ばかりの食事でも、エネルギーは作られず疲れやすい身体になってしまいます。

日本産後ダイエット協会では、食事、運動、睡眠、メンタルのトータルアプローチで産後女性の健康増進をサポートしています。

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